～ブライダル情報サイトに登録する前に〜
結婚式の費用が高くなる理由や、安く抑えるための具体的な方法について解説します。
結婚が決まって、ついに憧れの結婚式！！のはずが、プランが進むにつれ、予算が当初の見積もりより高額に…など、お金という現実に引き戻されるカップルも少なくありません。
一生に一度の結婚式なのに、時期やお日柄を妥協したり、グレードを落として行うのでは、《理想通りの結婚式》とはいきませんよね。
そこで今回は、福岡でブライダル交渉人として活動されている赤司さんにアドバイス頂いた内容をもとに、ブライダル業界の料金設定の仕組みや、お得に満足のいく式を挙げる方法について解説していきます。
また、福岡で安く挙式を行うための具体的な方法についてもご紹介いたします。
目次
・ブライダル業界の仕組みとお金の流れ
・見えない費用① 式場から紹介業者に支払う紹介料や広告費
・見えない費用② 式場が提携のショップから受け取る手数料
・質を落とさず費用を抑える方法
・福岡でおすすめのショップ
ブライダル業界の仕組みとお金の流れ
図１は、挙式の一般的な 申込み〜発注 の流れを表しているのですが、
みなさんがブライダルカウンターや情報サイトに登録して申込みを行なった場合、オレンジ色の矢印 ①と②の費用 が発生しており、
直接式場に行って申込みを行なった場合、 ②の費用 が発生していますので、以下にそれぞれ解説していきます。
見えない費用① 式場から紹介業者に支払う紹介料や広告費
CM等で目にするようなブライダルカウンターや雑誌、サイトなどの紹介業者を利用して申込みを行なった場合、結婚式場は成約後に紹介業者に対して、７～８%程度の紹介料を支払っています。つまり、【 本来の挙式価格 と 紹介料 】が発生している状態です。
これは例えば、不動産仲介業者への仲介料などをイメージして頂ければわかりやすいかもしれません。自分で売主を見つけて、直接売ってもらった方が安く購入でき、売主の立場からも高い値段売れるので、両者にとって利益があるのですが、間に仲介業者を挟むことによって、その分費用が発生します。
さらに式場は、毎月の雑誌やウェブサイトへの 広告掲載料 も支払っていますので、その費用も式場にとっては負担となっています。
『プラン利用で100万円お得！』の罠
本来の価格に加えて、それほど費用が発生するとなると、《 値引き 》 と言っても限界がありますよね。よく『 〇〇サロンからの申込みで１００万円安くなる事も！ 』と言った広告を見かけますが、元の値段より１００万円高く設定された○○サロンプランを最初に掲示して、値引き後は 本来の価格 に戻っただけ、、なんてことはよくある話なのです。
また、最初の見積もりでは、おおまかに最低限の項目が盛り込まれているだけのものも多く、選べるアイテムは低いグレードのものに限られています。それを気に入ったものにグレードアップしたり、オプションを追加していくことで、予算がどんどん膨らんでしまうのです。
見えない費用② 式場が提携のショップから受け取る手数料
こちらはあまり知られていないのですが、式場が提携している下請けのショップに仕事を発注する際、２０%～３８%程度の中間手数料が発生しており、これが挙式費用に含まれてしまうのです。
例えば衣装屋さんで３０万円でレンタルできるドレスを、式場では『衣装代４５万円』としてみなさんに提示し、上乗せされた分は、式場の利益となります。
実は、結婚式場が【持ち込み料】を取る理由もここにあります。「撮影は親戚のカメラマンにお願いしたい」だとか、「安く気に入った衣装を見つけた」、「引き出物に勤務先の製品を使いたい」などとアイデアを出しても、【持ち込み料】を取られたり、そもそも持ち込みを禁止されてしまうのは、結婚式場がこの提携業者から得られるはずの利益を減らさないようにするための仕組みなのです。
質を落とさず費用を抑える方法
つまり、安く理想通りの結婚式を挙げる方法は、図２のように衣装やカメラ、引き出物などのショップから先に決めて、式場に自分で持ち込むことです！
ブライダルカウンターや情報サイトを利用せず、ショップのアイテムを持ち込むことで 【紹介業者への紹介料】 と 【式場とショップとの中間手数料】 が発生しないため、目に見えないお金を削減できるのです。
具体的な流れとして、衣装、カメラ（撮影）、メイク、指輪、引き出物、お花、司会などのショップ（業者）の中から、例えばカメラマンの方と一緒に結婚式場に行きます。そこで日取りを決める際に、必ず他のアイテムの持ち込み許可も契約に入れるよう、カメラマンの方と一緒に式場に対して交渉しましょう。することで、紹介料や下請業者との中間手数料がかからなくなるため、その分の費用を安く抑えらます。
「おすすめは衣装屋さん」
一緒に来てもらうショップで特におすすめなのが、衣装屋さんです。と言うのも、衣装は挙式費用に占める割合が最も多いため、いかに安く抑えられるかで金額が大きく変わってきます。また、衣装屋さんは式場とのやりとりが多く関わる時間も長いため、担当者と深い関係性を築いており、交渉も得意としています。
福岡でおすすめのショップ
ただし、全てのショップがこれに対応しているわけではなく、また対応できても一般のお客様向けに営業活動をしているわけではないため、自分で見つけるのはハードルが高いと思われるかもしれません。さらに、持込を一切認めない式場や、一部アイテムのみに制限する式場もあるなど、結婚式場の対応も様々です。
そこで、福岡でこれを実現できる衣装屋さん紹介いたします。
このやり方は一旦サイトに登録したり、カウンターに相談に行って、自分たちの情報を渡してしまうと難しくなるようです。
相談は無料で、もちろんその場で決めないと割引適用なし、なんて事もありません。ショップの方は長年ブライダル業界に携わるプロですので、式場に関しても詳しく、結婚式を行ううえで何が必要で、何を削るべきかなど、的確なアドバイスをもらえます。紹介業者を利用するのはその後でも遅くないのでぜひその前に足を運んでみてください。
また、もうすでに登録してしまった方でも、何か少しでも安くできるところをアドバイスしてもらえるかもしれませんので、一度相談してみることをおすすめします。